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宇宙の騎士テッカマンブレード Blu-ray BOX【初回限定生産版】 発売日:1月27日 超人・テッカマンと謎の宇宙生命体・ラダムの戦いを描いたSFアクションアニメのBOX。 TVシリーズの第1話から最終第49話に加え、 特典映像として続編のOVA『~2』全6話、VIRGIN MEMORYほか、 森川智之の新規録り下ろしインタビューも収録。 1994年7月発売開始。宇宙の騎士テッカマンブレードのOVA。2016年1月27日、初のBlu-rayBOXが発売。 監督 殿勝秀樹 脚本 川崎ヒロユキ メインキャラクターデザイン 佐野浩敏 メインメカデザイン 佐山善則、中原れい 総作画監督 工原しげき メカニック作画監督 中村豊 メカ設定補佐 小川浩 美術監督 海野よしみ カラーコーディネーター 佐久間クミ子 撮影監督 横山幸太郎 特殊効果 森拓也、太田憲之 編集 三木幸子 音響監督 田中英行 録音 小原吉男 効果 神保大介 音楽 工藤崇 SF考察協力 高山克彦 SF美術協力 結城二十六 メインタイトルデザイン 神宮司訓之、村上豊 アニメーション制作 タツノコプロ 絵コンテ 殿勝秀樹 演出 殿勝秀樹 千葉大輔 鈴木吉男 作画監督 工原しげき 須田正巳 加野晃 中村豊 ■関連タイトル 宇宙の騎士テッカマンブレード Blu-ray BOX【初回限定生産版】 宇宙の騎士テッカマンブレードDVD-BOX 新編集CD「シングルコレクション」付き サウンドトラック 宇宙の騎士テッカマンブレード 魂SPEC 宇宙の騎士テッカマンブレードwithペガス
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宇宙の騎士テッカマンブレード ●9点 主人公がテッカマンブレードに変身し、仲間と協力して 地球侵略を企む謎の宇宙生命体ラダムと戦うというのがストーリーの大筋。 子供向け勧善懲悪アニメのようなストーリーだが、 一貫したシリアスな雰囲気や細かい設定・動機付けがそれを感じさせない。 ある意味でアニメの主人公はどこまで不幸になれるか?という限界に挑んだ作品とも言え、 主人公はテッカマンに変身するたびに肉体的ダメージを負い、記憶を失っていく。 また敵であるラダムを統率するのはラダムに寄生された主人公の兄弟や知り合いであり、悲壮感タップリ。 終盤の救いようのない展開や、最終回、エンディングは涙無しにはみれない。 「これ以上、失うものなどもうないから」「この地球(ほし)に魂、いつか還るだろう」など、 一見すると痛く思える後期OPの歌詞も最終回を見た後に見直すと非常に感慨深く思える。 ●8点 あかほりさとる唯一?の良作。 主人公+ヒロイン+二枚目のタツノコフォーマットを踏襲しつつも ギャグ要素は無く、ひたすらシリアスに主人公Dボゥイの過酷な運命を描いている。 練られた設定、キャラの立った個性的な脇役群も魅力。 一年シリーズで尺は長いが、80~90年代の辛口SFアニメが好きな人にはお勧め。
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登録日:2017/01/04 Wed 00 55 31 更新日:2021/10/10 Sun 15 54 00 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 エイリアン ザコ敵 テッカマン テッカマンブレード モンスター ラダム ラダム樹 ラダム獣 地球外生命体 宇宙の騎士テッカマンブレード エネルギーを求めてさすらう巨大ラダム獣が、発電所に襲い掛かる 窮地に陥ったブレードがアキに託したメッセージとは? 次回、宇宙の騎士テッカマンブレード『戦いの野に花束を』 仮面の下の涙をぬぐえ! 『宇宙の騎士 テッカマンブレード』に登場する敵、ラダムの尖兵であるエイリアン。 ラダムが惑星侵略の際に送り込む生物兵器であり、巨大な虫のような外見をしているのが特徴。 その生態はラダムの地球侵略のために活動する働きアリのような存在であり、破壊活動からラダムに適した環境作りなどあらゆる活動を行っている。 ただし、本能のみで活動しており知性や思考能力が一切ないため、侵略活動にはテッカマンの統率や命令が必要不可欠である。 大きさは種類によって異なるが、中には数10メートル級もの巨大な個体も存在する模様。 様々なエネルギーを栄養源にしているようで電力やソーラーエネルギーなどありとあらゆるエネルギーを吸収し蓄え、オービタルリングではこれらのエネルギーを使って大量のラダム獣が培養される。 このため栄養源であるエネルギーが多く発生している場所に群がる傾向があり、発電所などは専らラダム獣の標的となる。 尖兵とはいえ、地球側の通常兵器では全く歯が立たないほどの戦闘力を有しており、 反物質素粒子フェルミオンや反応弾にオービタルリングの衛星レーザー砲のような大火力、 果ては大気圏外から地上へ落下させるといった手段でも無ければ撃破することは不可能である。 そもそも銃火器や戦車といった兵器がまともに通じない時点でラダムとの戦力差は歴然としており、 作中初期ではテッカマンブレードが現れるまで地球側が対抗する術は全く無いという絶望的な状況だった。 もちろん地球側も黙っていたわけでもなく、テッカマンのボルテッカを応用してフェルミオン砲とソルテッカマンを開発したり、 スペースナイツ司令官のフリーマンはラダム獣の死骸から回収した爪を加工して特殊な弾丸を作り出したことで通常の銃火器でも撃破できるようになった上、ラダム獣の細胞に反応して内部から破壊する特殊なニードル弾を作ったりと確実にラダム獣との戦力差は互角になりつつあった。 ザコ敵とはいえ、非常に侮れない存在である。 ◆地上ラダム獣(Radam Beast) 最も一般的なラダム獣であり、四速歩行のクモのような形態をしているのが特徴。地中に潜行して移動したりするのでかなり神出鬼没。 ラダム獣は共通して巨大なツメが主な武器でテッカマンの装甲にも傷をつけられるほどの強度を誇り、これで敵を串刺しにする。 また、口からは溶解液や粘液を吐いたりする他、触手を伸ばして敵を拘束したりと意外と多彩な能力を持っている。 このラダム獣が宇宙から地上へ降下する際は蕾のような形態となって大気圏突入をし、その後地上をラダムに適した環境へと作りあげるために下記のラダム樹へと変化する。 ◆飛行ラダム獣(Radam Fly) 翼を生やすエイに似た形態をした飛行能力を有するラダム獣であり、大気圏内外を自由に飛行できる。 成層圏にはラダムバルーンという巨大な巣が形成されており、そこから何百という数の飛行ラダム獣が現れる。 地上型のラダム獣と比べると機動力は圧倒的に高く、テッカマンブレードのサポートメカ・ペガスと互角かそれ以上。 反面、耐久力は若干低いようでブルーアース号のレーザー砲や旧式の対空機関砲でも吹き飛ばしたりできるようである。 また、中にはテッカマンをサポートするための小型の飛行ラダム獣・ベースというものが存在し、 テッカマンはこのラダム獣に搭乗して長距離を消耗せずに移動したりする。戦闘力こそ低いが、小型故に通常の飛行ラダム獣と比べて小回りも効き、テッカマンからの命令さえあれば作戦行動も行える。 ◆水中ラダム獣(Radam Marine) 巨大なヒレを生やしたラダム獣で、地上ラダム獣が水中に適応したタイプ。 水中を泳ぐ能力はかなり高い反面、陸上での動きは地上型ラダム獣より遅めなのが弱点。 ◆ラダムマザー(Radam Mother) 上記のラダム獣はオービタルリングに存在するラダムマザーと呼ばれる大型の個体が生み出しており、女王アリのような存在である。 通常のラダム獣とは生体反応が違うようでニードル弾が通じない上、ソルテッカマンでも苦戦するなどマザーだけにかなり強い。 マザーではあるものの所詮はラダム獣に過ぎないため、 自分が生み出したラダム獣さえもテッカマンからの命令さえあれば容赦なく喰らうなど愛情といった物は一切ない。 ◆ラダム樹(Radam Plant) ラダム獣は地上に降下すると地面に根付くことでその生態を大きく変化させ、それまでの虫のような形態から不気味な植物、ラダム樹へと変化する。 ラダム樹はラダムが惑星侵略において最も要としている存在であり、このラダム樹が繁殖する森がラダムにとって最も適した環境のようで、 そのため地上の都市を破壊したりするのはもちろん、不毛の大地にさえ根付いてラダムの森を開拓しているのである。 砂漠のような熱砂といった過酷な環境にさえ根付くことができるが、さすがに極寒の雪原地帯にまでは根付けない模様。 ラダム樹そのものは無害ではあるものの、ラダム樹の森は人間が住めるような場所ではなく、 蔓延している胞子のせいで呼吸マスク無しではまともに歩けない上に流れ出ている樹液のせいで地面までもが液状化し、 樹液に触れれば容赦なく飲み込まれてしまうなど地獄のような環境と化している。 この形態でも意思はあるようで、ラダム樹の森を広げて侵食するために根を伸ばしたり、外敵を排除するために樹液を発生させたりする。 ラダム樹が成長しきることで花弁が開花し、中から赤いクリスタル状の花柱が現れる。 ラダム樹の花はとても綺麗な外見をしているが、この完全体こそが最も恐ろしいラダム樹の真の姿であり、こうなると自ら移動を始めて次々に人間を襲い始めるようになる。 触手や粘液で捕らえた人間は花弁のクリスタルへと吸収され、仮死状態となり、素体テッカマンへのフォーマットが行われる。 ラダムの目的は自らが寄生するための器であるテッカマンという肉体を生み出すためであり、ラダム樹はそのためのフォーマット装置なのである。 このため、ラダムではラダム樹の花が咲いた時が侵略の完了とされている。 攻撃用テッカマンは適合せずに放り出されることもあるが、ここで生み出されるテッカマンは戦闘力が劣る代わりに素体を選ばない。 ちなみにスーパーロボット大戦Wではゾンダーに対抗するため、早咲きをするという行動に出ていたが、結果的に裏目に出ている。 追記・修正はラダム樹から逃げ切ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] パニック物に出てくるエイリアンなんか目じゃないくらい合理的な生物兵器だよな -- 名無しさん (2017-01-04 02 28 28) マジでかなり強い雑魚敵、ラダムの戦略上人類殲滅が目的じゃないので絶滅させられなかっただけという -- 名無しさん (2017-01-04 02 34 10) こんなのが宇宙規模であちこち侵略してるってんだからラダム根絶は無理っぽそうだよなぁ… -- 名無しさん (2017-01-04 06 51 50) 下手すりゃトップの宇宙怪獣以上にヤバいのにスパロボだと宇宙怪獣とは違ってあまり大したイメージがない。 -- 名無しさん (2017-01-04 12 15 01) 何気にスパロボWで唯一声がついているキャラ。サイクロプスに巻き込まれるイベントで一度だけ鳴き声を発する -- 名無しさん (2017-01-04 16 54 21) 寄生虫としてのラダムと、こいつらって完全な別種ってことでいいの? -- 名無しさん (2017-01-04 17 22 16) 別なんだと思う。ラダム獣を「肉体が脆く弱い知的生命体」とは普通言わないと思う。 -- 名無しさん (2017-01-04 17 36 49) いつの日かラダム・BETA・宇宙怪獣でスパロボ共演をば。どうせ強さなんてスパロボライズで調整されるの前提だし。 -- 名無しさん (2017-01-04 19 29 31) ラダムマザーは何から生まれるのかとかラダム獣の究極目的がラダムマザーを生み出すことではなくラダム樹になることだとか生態がサイクルになってないのは生物兵器だからなのか? -- 名無しさん (2017-01-04 22 50 03) ラダムはこれを培養して肉体にすれば侵略なんてしなくていいんじゃ……と思うのは自分だけか? -- 名無しさん (2017-01-04 23 41 59) ラダムに寄生された相羽一族と仲間たちも結構意思が残っているようだったし、寄生したラダムが肉体を何から何まで操ってるんじゃなく知的生命体に寄生しないと知的な行動がとれないのかもしれない -- 名無しさん (2017-01-05 20 57 49) 良くも悪くも寄生する相手のスペック次第なんだろうな。強固な人格があるかないかにもよりそう -- 名無しさん (2017-09-19 15 34 07) ラダム本体(ラダム虫)は10cmほどしかないからな。ひょっとしたら、あの虫には「ラダムとしての本能」しか無いのかもしれん -- 名無しさん (2018-05-22 12 56 00) スパロボ時空のこいつらって、ゾンダーの侵略にあったからあーいう進化を遂げたのかな… -- 名無しさん (2020-05-05 22 45 37) ↑6 プラントで際限なく生産されるからシステムが円環していなくても良いんだろうな。 -- 名無しさん (2020-05-06 00 49 06) カッコウの托卵みたく、「自然の生き物がただ生態に沿って生きているだけなのに、見ている人間の倫理観からは醜悪で卑劣な行為にしか見えない」という感覚が上手いと思った。今見ても古さを感じない設定 -- 名無しさん (2020-08-02 09 36 54) ↑3だろうなあじゃないと対抗も出来なかっただろうし、ゾンダー対策で早咲きさせる機能を追加したくらいだからなあ(それが原因でスペースナイツやGGGが早期に素体を確保しつつ地球テッカマンの精製を行える原因を作った挙げ句に、最終決戦で総司令のオメガ死亡で全宇宙のラダムが全滅、乗っ取られていた異星人テッカマンも解放) -- 名無しさん (2021-01-10 18 42 44) 名前 コメント
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【宇宙の騎士テッカマンブレード】の参加者の追跡表 相羽タカヤ 10 NO. 作品名 作者 011 男と少女とオカマ 珍道中 ◆LuuKRM2PEg 036 UNDER THE SKY ◆7pf62HiyTE 051 復讐の戦鬼 ◆gry038wOvE 072 優しさを思い出して ◆LuuKRM2PEg 081 すべてをFにする男/友に心の花束を ◆gry038wOvE 108 Nのステージ/罪─ギルティ─Nのステージ/英雄─ヒーロー─ 119 勝利のテッカマン(前編)勝利のテッカマン(後編) 140 Lの雄叫び/逃避 ◆OmtW54r7Tc 147 終わらない戦い。その名は仮面舞踏会(マスカレード) ◆LuuKRM2PEg 155 騎士 ◆gry038wOvE 相羽シンヤ 6 NO. 作品名 作者 023 紅色の涙 ◆7pf62HiyTE 053 願い ◆LuuKRM2PEg 062 椅子 ◆gry038wOvE 083 赤い戦慄 ◆7pf62HiyTE 104 Predestination ◆gry038wOvE 119 勝利のテッカマン(前編)勝利のテッカマン(後編) 相羽ミユキ 2 NO. 作品名 作者 014 brother & sister (前編)brother & sister (後編) ◆7pf62HiyTE 046 魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE モロトフ 9 NO. 作品名 作者 023 紅色の涙 ◆7pf62HiyTE 052 ラブとマミ 終わらない約束!(前編)ラブとマミ 終わらない約束!(中編)ラブとマミ 終わらない約束!(後編) ◆LuuKRM2PEg 081 すべてをFにする男/友に心の花束を ◆gry038wOvE 101 この想いを…(前編)この想いを…(後編) ◆LuuKRM2PEg 108 Nのステージ/罪─ギルティ─Nのステージ/英雄─ヒーロー─ ◆gry038wOvE 119 勝利のテッカマン(前編)勝利のテッカマン(後編) 133 崩落の呼び声 ◆OmtW54r7Tc 134 Uに一人だけの/ダグバの世界Uに一人だけの/COSMO BLAZER ◆7pf62HiyTE 139 地球に生きる僕らが奇跡未来予報はいつも晴れ ◆gry038wOvE 【魔法少女リリカルなのはシリーズ】 【仮面ライダーW】 【仮面ライダーSPIRITS】 【侍戦隊シンケンジャー】 【ハートキャッチプリキュア!】 【魔法少女まどか☆マギカ】 【らんま1/2】 【フレッシュプリキュア!】 【ウルトラマンネクサス】 【仮面ライダークウガ】 【宇宙の騎士テッカマンブレード】 【牙狼-GARO-】 【シークレット】 【超光戦士シャンゼリオン】 【主催陣営】 【外部世界】
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謎の異星人“ラダム”との2度に渡る戦いを経て、人類はついに、彼らのテクノロジー“テックシステム”を自らのものとした。即ち第一次ラダム戦役において“素体”化された人をベースにして人類の手によりテッカマンへと再フォーマットする技術を確立したのである。おりしも度重なる敗北(?)に業を煮やした“ラダム”はついに大艦隊を地球に派遣、太陽系外周で連合宇宙軍と今交戦状態に入った。ラダムを制する者はテッカマンのみ。ラダム撃退の為、再結成された新生スペースナイツは、今、新たなテッカマンの創造に着手しようとしていた。「時に……連合地球暦203年……」 スペースナイツ本部。 主人公の少女ユミ・フランソワが、大荷物を抱えて地下通路を歩いている。 ユミ「あっれぇ~? また迷っちゃったのかなぁ? 変だなぁ、どこで間違っちゃったんだろう…… あれぇ、ここも行き止まり? もうイヤぁ!」 行き先をふさぐ壁にもたれ、床に座り込む。 その壁面が突然、左右に開く。 ユミ「きゃあっ!? 痛ったぁ……」 ユミが派手にひっくり返り、荷物が床に散らばる。 壁の向こうには部屋が広がっており、誰かが座っている。 サングラスに遮られて、素顔は見えない。 ユミ「す……すいません! ちょっと、道に迷っちゃって…… こんなとこに部屋があるなんて知らなくて、そ、それで…… それで……」 ユミが慌てて、床に転がった荷物を拾う。 男性が無言のまま、それを手伝う。 ユミ「ありがと…… ごめんなさい!」 ユミは頭を下げて、立ち去る。 ユミ「ふぅ、びっくりしたぁ…… でも、一体あの人……?」 ユミが去った後、男性が壁面の機器を操作する。 スクリーンにユミの写真が表示されている…… EPISODE-1VIRGIN-FLUSH 太陽系の外惑星、天王星宙域。 連合防衛軍の宇宙艦隊と、ラダム獣との戦いが繰り広げられている。 「オペラ・ランドマーク師団、消滅しました!」「F-13ブロック、外壁破られました! 隔壁を閉じます!」 「ファング、前に出るな! 巻き添えを食うぞ!」 「やはり、無理なんでしょうか…… 彼らがいなければ」 「馬鹿者! 戦艦乗りたる者が民間人に頼ってどうするか! 心配するな、参謀長。もうすぐ力強い味方が来る。我が軍最強の奴らが」 「では、あのヴェーキング隊が?」 「うむ、フォボスを出撃した。至急、全艦に通達せよ」 「はっ! (軍最強のソルテッカマン部隊、ヴェーキング隊…… 彼等が来たところで、この戦況では焼け石に水…… 我々にできるのは、このウラヌス宙域に奴らを足止めするくらいか。やはり、ラダムには彼らでなければ対抗できぬのか…… テッカマンでなければ!)」 地球、スペースナイツ本部。 宙を舞う新生ブルーアース号と共に、地球製テッカマン候補生2人の演習が行われている。 ユミ「わぁ…… 素敵!」 やがてブルーアース号が基地に帰還する。 本田「よぉし、始めろ!」 前作に引き続きチーフメカマンを務める本田の合図で、ユミたちメカマン一同が整備に走る。 ブルーアース号α号パイロット、ゴリアテ・バージナルが、ユミを呼び止める。 ゴリアテ「ちょっと、話があるんだが」 ユミ「は、はぁ……?」 テッカマン候補生の1人、ナターシャ・パブロチワ。 ナターシャ「あなた? α号の通信関係メカマンは」 ユミ「は、はい」 ナターシャ「どうしてあなたを呼んだのか、わかる?」 ユミ「さぁ……?」 ナターシャがユミに、機械を投げ渡す。 ナターシャ「何、これ?」 ユミ「何って、テッカマンとの通信用コミュニケーション・パッド…… あぁっ!」 ナターシャ「前の訓練で故障したから直しといて、って言ったわよね?」 ユミ「す、すいません!」 ナターシャ「すいません? それで済ませるつもり!? 私たちは、あなたたちメカマンに命を預けてるのよ! ちょっとしたミスが命を失うの、わかる!? あなたもメカマンなら、自分の仕事に責任を持って欲しいわ!」 ユミ「ご、ごめんなさい……」 ナターシャ「ごめん、ごめんって!」 本田「すまんな、俺の監督ミスだ。俺の方から言っとくから」 ユミの胸元から、素体テッカマンの証・クリスタルのペンダントが覗いている。 ナターシャ「!? あなたも素体だったの?」 ユミ「はい……」 ナターシャ「……行くわよ、ゴリアテ」 ナターシャがゴリアテと共に立ち去る。 ユミ「ごめんなさい、おやっさん……」 本田「そう思ったら次の仕事で取り返せ。分かったな? 大ボケユーミ」 ユミ「……はいっ!」 ユミが元気の良い返事と共に、整備に走る。 本田「やれやれ、あんなガキが部下だなんて、時代も変わったもんだ……」 もう1人のテッカマン候補生であるダービット・フリューゲルを、β号パイロットのアニタ・ブラニガンが迎える。 何人もの女性がダービットに群がり、黄色い声援をあげている。 本田「と思ったら、こっちはアイドル・テッカマンか」 女性たち「キャーッ!」「ダービット──!」「素敵ぃ!!」 アニタ「お疲れ、ダービット」 ダービット「チッチッ、疲れるのはこれからさ」」 女性たち「キャーッ!」「ダービットー!」 ダービットが、女性たちの1人の肩に手を回す。 ダービット「行こう!」 女性「はい……」 他の女性たち「あぁ──」「いいなぁ……」「ダービットぉ……」 ダービットが、残念がる女性たちを尻目に、女性を連れて立ち去ろうとする。 ダービット「あ、やべぇ!」 ダービットはその女性を突き飛ばし、慌てて敬礼を決める。 そこに現れたのは前作でのスペースナイツ隊員、現在はチーフに昇格した如月アキ。 本田「どうしたい、チーフ?」 アキ「ユミ・フランソワっていうのは、どの子かしら?」 本田「大ボケユーミかい。あいつなら、ほれ」 アキ「あの子が…… ユミ・フランソワ」 ユミは整備を終えた無人の格納庫で、物思いにふけつつ、おもむろにポーズを決める。 ユミ「テッカマンブレードぉっ!! なぁんて、ハハハ…… 私も、テッカマンになりたいなぁ……」 声「ユミちゃんなら、大歓迎だな。アハハ」 ユミ「え!?」 γ号パイロットのハヤト・カワカミが顔を出す。 ハヤト「ははは、冗談だよ」 ユミ「ハヤトさぁん!? もう、見てたなら声かけて下さいよぉ!」 ハヤト「はは、ごめん」 ユミ「……でも、まだ決まってないんですか? 3人目のテッカマン候補生」 ハヤト「うん。上の方に早くしてくれとは掛け合ってるんだけどね。『最重要機密につき返答はできん』だってさ。けどユミちゃん、そんなに好きなの? テッカマンのこと」 ユミ「うん! だって、私がスペースナイツに入ったわけの一つだもん」 ハヤト「一つ? じゃあ、ほかには?」 ユミ「それはヒ・ミ・ツ! 『最重要機密につき返答はできん』です! あははっ!」 そこにアキが現れる。 ユミたち「チ、チーフ!?」 アキ「ちょうど良かったわ。ハヤト・カワカミ、ユミ・フランソワとγ号に搭乗しなさい」 ユミたち「ラーサ!」 ハヤト「……ユミちゃんがぁ!?」 ユミ「私がぁ!?」 ハヤトの操縦するγ号が、素体テッカマンとなったユミを上に乗せ、空を行く。 ユミ「キャアァ──ッ!」 ユミが振り落とされそうになりつつ、必死に機上からジャンプする。 ユミ「やったぁ! ……あれ?」 ユミが風圧で後方へ飛ばされ、γ号にへばり付く。 ハヤト「わ、わ、わ!?」 γ号はその衝撃でバランスを失って、海へ。 γ号は墜落寸前で上昇するものの、ユミは海中に没する。 ハヤト「ユミちゃん!?」 アキ「γ号。ユミを回収、帰還せよ」 ハヤト「ラーサ」 ユミたちは、スペースナイツ基地の格納庫に帰還する。 ハヤト「けど、びっくりしたね。突然γ号に乗せられたりして」 ユミが更衣室でテックセットを解除しようとするものの、更衣室のドアが開かない。 ユミ「あれぇ? やだぁ…… これ開かなぁい」 ハヤト「電源、落としちゃったのかな?」 ユミ「えぇっ、そんなぁ!? あ、あの…… そのぉ…… ハ、ハヤトさん……」 ハヤト「は、はい?」 ユミ「もとの姿に戻るから…… あっち向いて……もらえる……?」 ハヤト「!? は、はい!」 ハヤトが慌てて後ろを向く。 ユミがテックセットを解除し、全裸姿となる。 ハヤトが後ろ向きのまま、服を投げ渡す。 ハヤト「み、見てないからね!」 ユミ「う…… うん」 天王星宙域。 宇宙艦隊とラダムの戦いが依然、続いている。 「爆発!」「第三砲塔、大破!」「動力部シールド、限界です!」 「これまでか……」 「艦長! ヴェーキング隊、到着しました!」「本当か!?」「攻撃に移ります!」「うむ」 地球艦の脇をすり抜け、別の艦艇が到着する。 「ラダム艦を沈めた者には柏葉剣付きバルザック章を授与する。全員、ソルテッカマンの名を汚すことなく戦え! 以上だ!」 ソルテッカマン部隊が次々に出撃する。 「撃てぇ──っ!!」 スペースナイツ本部の司令室。 アキのもとに、ナターシャやダービットたちが集結している。 アニタ「何ですか? 緊急集合って」 ハヤト「チーフ、まさかラダムが!?」 アキ「いいえ、その件ではありません。ナターシャ、ダービットに続く3人目のテッカマンが決定したからです」 ダービット「決まったんですか?」 ハヤト「やっと?」 ナターシャ「誰なんです?」 アキ「それは……」 扉が開き、ユミが顔を覗かせる。 ユミ「あのぉ……」 ハヤト「ユミちゃん! なんでこんなところに!?」 ユミ「えっ? だって……」 アキ「紹介します。彼女はユミ・フランソワ。3人目のテッカマンです」 一同「……!?」 ユミ「私が…… テッカマンに!?」 ナターシャ「チーフ! 彼女の選出理由を教えて下さい!」 アキ「私の独断です。不服でしたら、志願を取り下げてもらっても結構です」 ナターシャ「……!」 ダービット「ま、いいんじゃない? 華は1人でも多い方がいい」 ナターシャ「私も…… 異存ありません」 アキ「ラダムはすぐそこまで来ています。よって、早速レクチャーに入ります」 モニター画面に、3人の戦闘用テッカマンの姿が表示される。 アキ「これが、あなたたちのデータをもとにした変化後をシミュレートしたものです。そしてこの中の1人には、私たちが新たに開発したリアクター・ボルテッカを装着してもらいます」 ユミ「リアクター…… ボルテッカ?」 アキ「このボルテッカは、従来のそれにクリスタルフィールドの力を加えたものです。ボルテッカの発射と同時に、目標に向けクリスタルフィールドを形成します。これにより、命中時に発生する対消滅エネルギー、クリスタルフィールドを利用して、空間から新たな反物質を形成します」 モニター画面に表示されるリアクターボルテッカの仕組みに、一同の視線が注がれる。 アキ「それが新たなボルテッカとなって、次の目標を破壊するのです。即ち、クリスタルフィールドを形成することで、目標がある限り連鎖的に標的し続けるのです。これだけの兵器である以上、そのコントロールには強靭な精神が必要です。よって検討した結果、リアクター・ボルテッカの装着者は……ナターシャ、あなたにお願いします」 ナターシャ「ラーサ!」 ナターシャが、ダービットを見やる。 ナターシャ「悪いわね」 ダービット「フッ、いいさ。最強のテッカマンなんて、ガラじゃないからね」 ユミ「ナターシャさん、おめでとうございます!」 ユミが握手を求める。 ナターシャは苛立ちを押さえるように、きびすを返して立ち去る。 アキ「テッカマンのフォーマットは2時間後に開始します。メンバーは医療チェック後、テックプラントに集合、以上です」 テックプラント。 ユミたち3人が素体テッカマンとなり、テックシステムのポッドの前に立つ。 アキたちがコントロールルームで、それを見つめる。 本田「時代も変わったもんだ…… ラダムの連中の技術を、こっちが使う羽目になるなんて」 アキ「始めて」 ユミたちがポッドに入り、テッカマンのフォーマットが開始される。 アキ「彼らが完全なテッカマになるまでの10時間…… それまで、天王星のラダムがあのままならいいのだけど……」 天王星宙域。 ソルテッカマンの砲撃で、ラダムが次々に撃破されてゆく。 「よし、囲みが開いたぞ!」「全機、敵艦に攻撃を集中せよ!」「──なんだ、あれは!?」 敵陣から一際大柄なラダム獣が出現する。 ラダム獣の上部から、人型の上半身が生えており、その手には槍が携えられている。 その姿はまさしく── 「テッカマン!?」 それはまさしく、異星人のテッカマンであった。 異星人テッカマンの猛攻撃により、ソルテッカマンが、そして地球艦が次々に撃破される。 続けざまに異星人テッカマンの放ったミサイルが、空間を超えて太陽系内に次々に放たれる。 太陽系の惑星群、地球の衛星軌道上のオービタルリング、さらには地球上へミサイルが降り注ぐ。 その爆発の衝撃はスペースナイツ基地にまで及ぶ。 コントロールルームにハヤトたちが駆け込んで来る。 アキ「現状は!?」 スタッフたち「爆発の衝撃波でシステムに異常!」「このままでは3人が!」 ユミたち「うぅっ……!?」 ハヤト「ユミちゃん!?」 アニタ「ダービット!?」 ゴリアテ「ナターシャ!?」 アキ「緊急回線オープン! 3人の安全を確保して!」 スタッフたち「ラーサ!」 ハヤト「ユミちゃん! しっかりするんだ、ユミちゃん!」 ユミの脳裏に映る、いつかの光景。 幼いユミが、麦畑の中を走る。 夕陽に彩られた空を、一筋の白い光が駆ける。 その光の中に浮かび上がる、テッカマンブレードの姿。 ユミが、彼方へと飛び去ってゆくブレードを追いかけてゆく。 (ハヤト『ユミちゃん!』) (アキ『ユミ!』) (本田『ユミ!』) 医療室。 ユミの目が開かれ、視界に一同の姿が映る。 ユミ「わ…… 私……?」 ハヤト「良かったぁ……」 本田「心配させやがって」 ユミ同様にベッドに寝かされていたナターシャ、ダービットが目を覚ます。 ゴリアテ「大丈夫か、ナターシャ?」 アニタ「たまには1人寝もいいでしょ?」 ダービット「ハン……」 アキ「目覚めたようですね」 ユミ「チーフ!」 アキ「あなたたちのテッカマン化計画は、90パーセント成功しました。よって、あなたたちはすでにテッカマンとしての機能を持っています。ただ……」 ユミ「ただ?」 アキ「ラダムのミサイルの影響で、コンピューターに狂いが生じ、ナターシャ」 ナターシャ「はい?」 アキ「あなたに備わるはずだったリアクターボルテッカのデータがユミ、あなたに伝わったのです」 ユミ「わ、私にぃ!?」 ナターシャ「……!?」 アキ「回復したばかりで気の毒だけど、緊急事態です。ラダム機動艦隊は天王星部隊を撃破。一気に地球近くへとワープして来ました。よって、スペースナイツはただちにブルーアース号で出動、迎撃に向かいます」 一同「ラーサ!」 アキ「ブルーアース号、発進!」 スペースナイツ号が海中から飛び立ち、一気に宇宙空間を目指す。 アキ「今回は、あなたたちの最初の実戦です。訓練を生かした戦いを期待します」 一同「ラーサ!」 アキ「ただし、ユミは残りなさい」 ユミ「えぇ──っ!?」 アキ「あなたはまだ訓練不足です。2人の戦いをよく見ているように」 ユミ「ラーサ……」 アキ「攻撃開始!」 一同「ラーサ!」 ブルーアース号からアニタのα機、ゴリアテのβ機、ハヤトのγ機が分離する。 母体のマザー機には、アキとユミが残る。 アキ「γ機はα、βを支援して」 ハヤト「ラーサ!」 ダービット「テックセッタ──!」 ナターシャ「テックセッタ──!」 ダービットとナターシャが、戦闘用テッカマンに変身する。 α機から、ナターシャのテックセットしたテッカマンベスナーが現れる。 β機からは、ダービットのテックセットしたテッカマンゾマーが現れる。 ベスナー「テッカマンベスナー!」 ゾマー「テッカマンゾマー!」 ユミ「すってき~!」 アキ「2人の戦いをよく見ていなさい」 ベスナー「飛ぶよ!」 ゾマー「俺もだ!」 ゴリアテ「あいよっ!」 アニタ「いきなりかい!?」 ベスナーとゾマーが機体を蹴り、宙に飛ぶ。 無数のラダム獣たちが、テッカマンたちにより、次々に撃破される。 ユミ「ひゃあ~っ、あんなことできなぁい!」 アキ「そんなこと言ってられるのも、今だけよ」 ラダム獣が次々に退却してゆく。 ゾマー「引き上げか?」 ベスナー「気をつけて!」 ラダム艦から、異様な姿の異星人テッカマンが現れる。 ベスナー「何なの、あれ!?」 ゾマー「ラダム獣か!?」 ユミ「チーフ!?」 アキ「出てきたわね…… 異星人テッカマン」 ユミ「えっ!?」 アキ「ラダムに侵略され支配された、他の星のテッカマン!」 ユミ「異星人…… テッカマン!」 異星人テッカマンが、猛スピードで宙を舞う。 ゴリアテ「速ぇっ!?」 アニタ「スピードなら負けないよ!」 ベスナー「ダービット、ボルテッカを!」 ゾマー「当然っ!」 アキ「まだ早い!」 ユミ「え!?」 ベスナーたち「ボルテッカァ──ッ!!」 ベスナーとゾマーが、最強攻撃のボルテッカを発射する。 異星人テッカマンを、激しい光が包み込む。 ゾマー「やったか!?」 ベスナー「えぇ!」 アキ「来るわ!」 閃光の中から、ボルテッカをかわした異星人テッカマンが飛び出す。 ベスナーたち「何!?」 ベスナーとゾマーの隙をつき、異星人テッカマンが2人を捕えて飛び去る。 ゴリアテ「ナターシャ!?」 アニタ「くそぉ!」 ブルーアース各機が異星人テッカマンを追撃する。 異星人テッカマンは攻撃をかわしつつ、ブルーアース号を目がけてボルテッカを放つ。 ユミ「ハヤトさん!? みんなぁ!」 ベスナー「うぅっ……!」 アニタ「射撃管制ユニット破損!」 ゴリアテ「β、追撃不能!」 ハヤト「γ、通信コンバータ破損!」 アキ (ここまでね…… こうなったら、私が……) ユミ「駄目ぇぇ──っ!」 ユミがコクピットから飛び出す。 ユミ「私だって…… テッカマンだもん! みんなを助けるんだ! テックセッタ──!」 ユミが変身し、テッカマンイーベルとなる。 イーベル「テッカマンイーベル!」 イーベルがマザー機から飛び出すものの、すぐにバランスを失って宙を漂う。 イーベル「嫌ぁ~!」 イーベルがかろうじて、ハヤトのγ機上に辿り着く。 ハヤト「ユミちゃん!?」 アキ「γ、戻りなさい! イーベルはまだ……」 異星人テッカマンがイーベルに気づいて、ベスナーとゾマーを放り、イーベルへと矛先を向ける。 ハヤト「ユミちゃん、ランサー!」 イーベル「えぇっ? どうやって出すの?」 ハヤト「何ぃ!?」 ハヤト「うわぁ、敵の真正面だぁ!」 イーベル「きゃあっ!?」 目の前にラダム戦艦の編隊が迫る。 イーベル「どうすればいいのよぉ!? あんなデカイの、とっても…… そうだ、リアクターボルテッカ!」 アキ「まさか、あの子!?」 イーベル「リアクタ──・ボルテッカァ──ッ!!」 イーベルのリアクターボルテッカが直撃し、異星人テッカマンが掻き消える。 さらにボルテッカが次々に連鎖し、ラダム戦艦が1機残らず消滅してゆく。 イーベル「やったぁ!」 ハヤト「ユミちゃん、もういいよ! 止めて」 イーベル「どうやって?」 ハヤト「何ぃ──!?」 ラダムを全滅させてなお、ボルテッカの光が際限なく膨らんでゆく。 ベスナー「大変!」 ゾマー「とにかく離脱だ!」 ベスナーたちがボルテッカを避けて飛び去る。 オービタルリングまでが、膨張し続けるボルテッカに飲み込まれ、砕けてゆく。 イーベル「や、やだぁ! なんでこうなっちゃうわけぇ!?」 ゾマー「早く止めろ!」 イーベル「どうやって!?」 ベスナー「精神コントロールよ!」 イーベル「そ、そんなこと言ったってぇ…… あぁん、わかんなぁい!」 アキが銃座で照準を定め、ビームを発射する。 ビームがイーベルの頭ギリギリをかすめる。 イーベル「……!?」 ボルテッカの光が、次第に消えてゆく。 地球。 ダービット「ユミが気絶すりゃ精神波もストップして、リアクターボルテッカも消滅ってわけか」 ハヤト「でも、もしあの弾が直撃していたら……?」 アニタ「そんなこと、考えなかったんじゃない? チーフは」 ゴリアテ「ま、いずれにせよ、ユミは最低でも……」 スペースナイツ司令室。 ユミ「謹慎~!?」 アキ「えぇ。命令違反、及び第2オービタルリングに与えた被害を考慮した上での決定です」 ユミ「そんなぁ!? そんな、私はただ、みんなを助けたいって、それだけで……」 ナターシャの平手打ちが、ユミの頬に飛ぶ。 ナターシャ「思い上がるのもいい加減にして! 誰があなたに助けなんか! あの力は私のものだった…… あんたみたいな能無しに、あの力を使うことなどできやしない!!」 ダービット「一理あるな、それも」 ユミ「ナターシャさん…… ダービットさん……」 ナターシャ「あなたに…… あなたにテッカマンである資格などないわ!!」 スペースナイツ基地の独房。 ユミが、薄暗い中で膝を抱え、すすり泣く。 (ナターシャ『あなたにテッカマンである資格などないわ』) スペースナイツ地下、冒頭でユミが迷い込んだ部屋。ユ ミの出会った男性のそばに、アキが寄り添う。 突如、男性が何かに気づいて宙を見上げる。 その額に、クリスタル型の光が浮かび上がる。 宇宙空間。 全滅したラダム艦隊の残骸が漂っている。 無数の残骸の向う、暗黒の宇宙の彼方から、巨大な艦隊の光が近づいてくる── (続く)
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宇宙の騎士テッカマンブレードの変身後データ 【テッカマンブレード】 【テッカマンエビル】 【テッカマンレイピア】 【テッカマンランス】 強靭な肉体を持つ生物に寄生することで生まれる、ラダムが開発した生体兵器。多くのテッカマンはラダムによる支配を受けて狂暴化しているが、人間時の記憶や性質は残っている。 テッカマンは、通常でも極超音速を遥かに超える機動力(最大で光速域の速度)と反応弾はおろか、反物質粒子フェルミオンを用いたミサイルを難なく耐える強固な装甲を備えており、地球製通常兵器やラダム獣をものともしない圧倒的な戦闘力を有している。スパロボにまで参戦しており、変身ヒーローというかスーパーロボット同然である。 テックランサー、テックワイヤーという共通武器を有しており、変身は「テックセット」という。 時が来ればブラスター化という進化を遂げるはずだが、ブレードの活躍によって敵のほとんどはブラスター化せずに終わった(ブレードとエビルは人為的にブラスター化を早めている)。 「TWIN BLOOD」ではクリスタルが体内に埋め込まれていたり(時系列が本編途中にも関わらずペガスは無視)、そもそも外見が生態的なものに変わっていたりする。 テッカマンブレードでは設定や顔が多少変わることくらい日常さh(ry 共通の技 テックランサー テッカマンの持つ武器。各テッカマンで形状が異なるが、主に剣や刃物をモチーフにしている模様。 ダガーはコスモボウガンとかいう変な武器を使う。 テックワイヤー テックシールドに内蔵されたワイヤーで、主にテックランサーの回収などに使う。参加者ではブレード、エビル、レイピアしか使用していないが、共通装備なのでランスもたぶん使用可能。 クラッシュイントルネード クリスタルフィールドで全身を覆い、超高速で敵を攻撃する。 ボルテッカ テッカマンの必殺技であり、体内のフェルミオンエネルギーを肩から放出する最強の必殺技。 1度の変身につき1回しか使用できない。スパロボ慣れしてる方は注意。 テッカマンブレード 本編での主な変身者は相羽タカヤ。 変身時の掛け声は「テックセッター!」。 身長232cm。体重81kg。 強襲突撃型のテッカマンで、ラダムによる支配を受けていない。しかし、30分しか変身できず、30分以上変身し続けてしまうと体がラダムの戦闘本能によって暴走してしまう。変身を解いた後、1時間程度おけば再変身可能である模様。 変身時の服が破けるが、主催の情けかその設定は今回無視(?)されてる模様。使い過ぎると肉体が崩壊するが、ブラスター化したことで肉体の負担は軽減されたが… テックランサー テッカマン全員の共通装備だが、ブレードのものは二つに分解して使用することができる。 ブラスターテッカマンブレード 身長238cm。体重87kg。 テッカマンの進化形態であり、本来は自然に進化するものを、タカヤ本人の希望もあってスペーツナイツ側で人為的に早めた姿。 肉体への負担は軽減されたが、変身するたびに記憶を失い、初変身時は視覚神経を失って混乱したことがあった。最終的には廃人になるうえに、Dボウイは初めてブラスター化したときに余命3か月と宣告された。 通常のテッカマンのボルテッカは至近距離から受けてもものともせず、ランスくらいなら簡単に吹っ飛ばす能力を持つ。 ブラスターボルテッカ 通常のボルテッカより強いボルテッカで、その余波だけで周囲のラダムが殲滅されるくらい強い。 ボルテックランサー ランサーの先端からボルテッカを放つ。 テッカマンエビル 本編での主な変身者は相羽シンヤ。 変身時の掛け声は「テックセッター!」。 身長236cm。体重90kg。 多目的汎用型のテッカマンで、赤いボディを持つ。ラダムに洗脳されており、そのためシンヤの兄に対するコンプレックスが強く反映されている。 テックランサー エビルのものは十字型をしている。ブーメランとして使ったり、テックワイヤーと組み合わせて遠隔操作したりする。 ラムショルダー テックランサーを失った場合に使用する、肩部にある剣。両肩に一本ずつある。 PSYボルテッカ ボルテッカのエネルギーをエビルの意志通りに操ることができる。軌道の変更、威力の調整も可能であり、それによって二度以上の使用を可能とする。 ブラスターテッカマンエビル 身長体重不明。たぶんエビルよりデカい。 テッカマンの進化形態であり、本来は自然に進化するものを、シンヤ本人の希望もあって人為的に早めた姿。 肉体崩壊を起こすが、能力はブレードのものと同一。 テックランサー 以前のように変形できなくなった。 フェルミオンバリア ブラスターブレードのボルテックランサーを防いだバリア。 テッカマンレイピア 本編での主な変身者は相羽ミユキ。 変身時の掛け声は「テックセッター!」。 テッカマンランス 本編での主な変身者はモロトフ。 変身時の掛け声は「テックセッター!」。
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突如現れた謎の黒いテッカマンの前にテッカマンブレードは敗れ去り、重傷を負った。 そんな折、ダービットはデッド・エンドと名乗る美少年と出会い、奇妙な友情を暖めてゆく。 しかしデッドは、かつて素体テッカマンたちが大暴動を起こした事件「プラハの黒い9月」の生き残りであり、軍の強攻策で仲間が皆殺しにされたことから、軍を憎悪していた。 デッドこそがブレードを倒したテッカマン、テッカマンデッドの正体だった。 スペースナイツ本部の夜。 ユミの部屋の扉が開き、Dボゥイが包帯だらけの姿のままで現れる。 ユミ「……Dさん?」 Dボゥイが崩れ落ちそうになり、ユミが慌てて駆け寄る。 ユミ「Dさぁん!? だ、大丈夫ですか、Dさん……」 Dボウィ「ユミ…… 君に、頼みがある……」 ユミ「D……さん?」 スペースナイツ司令室。 チーフのアキのもとに、一同が集まる。 アニタ「ユミとDボゥイが消えたって!?」 ゴリアテ「まさか、敵前逃亡?」 ハヤト「そ、そんなぁ!? ユミちゃんたちに限って!」 ダービット「みんな、おかしくなっちまったのさ…… あいつが現れてから、みんな……」 EPISODE-6DENGEROUS-BOYS ハヤトが海を見つめ、物思いにふける。 ハヤト (ユミちゃんとDボゥイが消えて、一月(ひとつき)がたった。でも2人の行方は、未だにまったくわかっていない……) 本田が、ハヤトの隣りに経つ。 ハヤト「おやっさん?」 本田「ったく、どこでどうしてんだかなぁ」 ハヤト「えぇ……」 本田「逃げたかな?」 ハヤト「ユ、ユミちゃんは逃げたりしません、絶対に! 絶対に……戻って来ます。僕は、信じています……」 本田「だったらとことん信じてやりな」 ハヤト「え?」 本田「カッコ悪くたって、女々しいって言われたっていいじゃねぇか? 惚れて相手を待つってのは、男だろうと女だろうと恥ずかしいこっちゃねぇ」 ハヤト「おやっさん……!」 本田「なんてセリフ、お前さんの歳の頃に決められりゃ、俺ももう少しモテたんだろうがな」 ハヤト「おやっさん……」 本田「チーフが呼んでたぜ。早く行け」 ハヤト「ラーサ!」 ハヤトが元気を取り戻した様子で、駆け去っていく。 本田「俺も、とことん信じてんだぜ…… Dボゥイよぉ……」 スペースナイツ一同が、アキのもとに再度集結する。 ナターシャ「チーフ、何ですか? 緊急集合って」 ハヤト「ユミちゃんたちの居所がわかったんですか?」 アキ「いいえ。わかったのはユミたちではなく、テッカマンデッドの居所です。彼は、軍の管轄である旧プラハ市街に潜入、そこで軍が保管していたテックプラントを占拠したとのことです」 ナターシャ「プラハの、テックプラント……!」 ゴリアテ「ナターシャ……」 プラハを殲滅させたのはナターシャの父、連合軍パブロチワ参謀長。 アニタ「チーフ、なぜそんなところにテックプラントがあるんです?」 アキ「テッカマンデッドと戦ったあなたたちは、疑問を感じているはずです。なぜ彼が戦闘用テッカマンになったのか、なぜブレードをも超える戦闘力を持っていたのか…… それは、プラハのテックプラントが、我々人類の創った物ではないからです」 一同「えぇっ!?」 アキ「あれは10年前の第一次ラダム戦役において、Dボゥイたちをフォーマットしたラダムのシステムの生き残り…… 5年前の『プラハの黒い9月』においては狂気のテッカマンミハイルを創り出し、そして今、あのテッカマンデッドをも再び創り出してしまったのです」 アニタ「では…… 彼は何をしに、あそこに?」 ダービット「死に場所さ…… 今の奴は、てめぇの死に場所だけを求めてる。てめぇを殺し、プラハの土にしてくれる奴を探してる。だから奴はプラハに…… テックプラントを占拠すれば軍が動くと思って、奴は待ってるんだ。奴を恐れた軍がプラハを攻撃してくれるのを…… だから奴は」 ゴリアテ「やめろぉ! それ以上、それ以上プラハの話はするな!」 ナターシャ「構わないわ…… 私は」 ゴリアテ「ナターシャ!? け、けどよぉ、お前……?」 ナターシャ「ゴリアテ…… お願い」 アキ「プライベートな話題は後になさい。それよりも、これを」 壁面スクリーンにヨーロッパの地図が映し出され、あちこちに無数の光点が灯る。 ハヤト「チーフ、これは?」 アキ「タイムスケールは1秒12時間。テッカマンデッドの出現以来、素体テッカマンたちの起こした小規模な反乱の発生を示した図です。我々スペースナイツは、『プラハの黒い9月』で生き残った素体たちにとって、一種の抑止力として機能していました。ですが我々は、テッカマンデッドを倒すことはできなかった。あのブレードですら…… それを知った彼らは、再び反乱を起こそうとしているのです。テッカマンデッドという最強の力を味方にして! 彼らは今なお、デッドのいるプラハに向かっています。また、増え続ける彼らに対し、軍も強攻策を検討中とのこと」 ダービット「それじゃ、まるで……」 ナターシャ「『プラハの黒い9月』が…… 再び!?」 アキ「もう始まっているのです。そして、その先に待つものは……! 私はこれから軍に向かい、強攻策をとらないよう交渉して来ます。あなた方はプラハに通じる唯一のルート、第38軍用道路に待機、素体テッカマンたちの進行を食い止めなさい!」 一同「ラーサ!」 ブルーアース号がナターシャやダービットたちを乗せて、本部を飛び立つ。 ナターシャ「ブルーアース号、発進! (お願いします、チーフ…… 父を!)」 一方のアキは、オービタル・リング上の軍本部へ向かう。 アキ「スペースナイツ・チーフ、如月アキです。パブロチワ将軍に面会を」 プラハへ続く軍用路では、無数の素体テッカマンたちが行進している。 ナターシャ「レーダーに反応。素体たちのようよ」 ハヤト「どうする、ナターシャ?」 アニタ「降りるのかい?」 ダービット「ナターシャ…… このまま、プラハに向かってくれ」 軍本部でアキを迎えたのは、パブロチワ将軍ではない高官3人であった。 アキ「私は…… パブロチワ将軍に面会を求めたはずですが?」 一方の軍内部では、パブロチワ将軍の指揮のもと、プラハ攻撃の準備が着々と進む。 「反応弾セット完了!」「目標、プラハに固定!」 プラハの戦場跡で、デッド・エンドが待ち構えている。 ブルーアース号が到着し、ダービットが1人で降り立つ。 デッド「やっぱり…… 来ると思ってた」 ダービット「デッド。もう、やめないか?」 デッド「やめる?」 ダービット「もうすぐここは戦場になる。お前がいることで、素体たちは『プラハの黒い9月』をまた起こそうとしている!」 デッド「俺は…… 連中の思っているような者じゃない」 ダービット「周りはそう思ってはいない! 軍も、素体たちも、お前がブレードを倒したその瞬間から!」 ハヤト「素体集団、8千キロ地点に接近!」 ゴリアテ「ダービット…… 何モタモタしてんでい!」 アニタ「早くしないと、皆ここに……」 ナターシャ「待って! 信じよう…… もう少し」 ダービット「デッド…… 何もかも忘れて、俺たちのところに来ないか?」 デッド「フッ、そう言うと思ったよ」 ダービット「だったら……!」 デッド「無理だよ。そんなこと…… 忘れるなんてできやしない。うぅん、たとえ忘れようとしても、焼けついたこの黒い土が、俺にあの日を忘れさせない…… 俺を逃さない!」 ダービット「……」 デッド「でも嬉しかったよ、あんたのその気持ち。それに免じて、もう一度チャンスをあげるよ」 ダービット「やめろデッド! 俺はもうお前を……」 デッド「俺を倒せば、すべては収まる…… だから!」 ダービット「やめろぉ! デッドォ!!」 デッド「テックセッタ──!!」 デッドがテックセットし、テッカマンデッドとなる。 ナターシャが慌てて席を立つ。 ゴリアテ「ナターシャ!?」 デッドが次々に攻撃を繰り出す。 ダービットが必死にかわすが、生身では到底テッカマンにかなわない。 デッド「どうした、なぜテックセットしない!? どうして俺を殺してくれない!?」 ダービット「はぁ、はぁ……」 デッド「だったら…… だったら俺は、あんたを! 死ねぇぇ──っっ!!」 デッドがダービットを目がけ、ランサーを振り下ろす。 あわやと思われたとき、それを食い止めたのはナターシャ、テッカマンベスナーであった。 ダービット「ナターシャ!?」 ベスナー「ダービット、テックセットして!」 ダービット「俺は…… 俺は、俺は……」 ベスナー「ダービット、あなたが戸惑えば戸惑うだけ、みんな破滅に向かうのよ! デッドも…… 素体たちも」 ベスナーとデッドが、戦いを繰り広げる。 ダービット「俺は…… 俺はどうすればいい? 俺はぁ!?」 とある海岸。 海水にまみれたDボゥイを、ユミが引き上げる。 ユミ「すごかったです、Dさん!」 Dボゥイ「君のおかげだ……」 ユミ「だけど、Dさん…… あのテッカマンは、ダービットさんの……」 Dボゥイ「大丈夫だ。ダービットも…… 彼も」 ユミ「……はい!」 プラハでは、デッドの攻撃の前に、ブルーアース号が墜落する。 ベスナー「みんな!?」 ベスナーも次第に、デッドに追い詰められる。 ダービット「やめろぉ!」 ベスナー「ダービット、テックセットして!」 ダービット「クッ……」 デッド「安心して、ダービット。俺にはこんなザコを殺す趣味はないよ」 ベスナー「その、ザコの父が…… あなたの故郷を、消したとしても?」 デッド「……!?」 ベスナー「私の父グリエフ・パブロチワは、軍参謀本部長。5年前、ここに反応弾を撃ち込む立案をしたのが、あの人よ! あなたの故郷をこの黒い土に変えたのも、あなたの運命を狂わせたのもすべて、私の父!」 ダービット「ナターシャ、やめろ!」 ベスナー「どう? それでも私は殺す価値のないザコかしら? (もう、こうするしか方法が……)」 デッド「クッ…… うぅ…… うわああぁぁ──っ!!」 ダービット「くっそぉぉ!! テックセッタ──っ!!」 デッド「死ねぇぇ──っ!!」 デッドが激昂と共に、ベスナー目がけてランサーを振り上げる。 間一髪、ダービットがテッカマンゾマーとなってそれを防ぐ。 ゾマー「大丈夫か、ナターシャ!?」 ベスナー「えぇ……」 デッド「ようやくお出ましかい、ダービット。いや、テッカマンゾマー!」 ゴリアテたちは、墜落したブルーアース号から、かろうじて脱出している。 ゴリアテ「ダービット……」 アニタ「ゴリアテ、あれ!」 素体テッカマンたちが、すぐそばまでやって来ている。 ゴリアテ「来ちまったか……」 素体たちのプラハへの接近を、軍も感知している。 「反乱分子、旧プラハ地区に侵入!」「レベル2Aから1Aへ、以後、司令部からの指示を待て」 ゾマー「デッド、俺はやっぱりお前と戦いたくはねぇ…… でも、このままじゃ!」 デッド「ダービット…… 頼むからその手で、俺を仲間たちのところへ連れてっておくれよ。同じプラハでの過去を持ったあんたになら俺は…… 俺は!」 ゾマー「くそぉっ!! すまねぇ、デッド!!」 デッド「うおぉぉ──っ!!」 2人が同時に大地を蹴って突進する。 そのとき、空の彼方から一陣の閃光が轟き、2人の間を裂く。 ベスナー「あれは……!?」 ゾマー「来てくれたか、やっぱり…… テッカマンブレード!!」 光の中から現れた勇姿は、テッカマンブレードであった。 デッドは矛先をブレードに変え、突進する。 ゾマー「やめろデッド、デッドぉ!!」 ユミがゾマーを制する。 ゾマー「ユミ!?」 ユミ「大丈夫です、ダービットさん」 ゾマー「ユミ……?」 ユミ「すいません。Dさんには私が話してしまったんです。お2人のこと…… そしたらDさん『心配はいらない』って」 ゾマー「けど、ブレードの力もあいつには……」 ユミ「大丈夫です。Dさんに頼まれて、たっぷり特訓してたんですから!」 アニタ「なぁるほど、それで2人して消えてたってわけね」 ゴリアテ「あ~ぁ、それ聞いて一番喜ぶはずの奴がこれだからな」 ハヤトは、すぐそばで気絶している。 ハヤト「ユミ……ちゃん……」 デッド「何度戦おうと無駄だぁ! あなたは俺には勝てやしない!」 ブレード「そんなに悲しいのか?」 デッド「何っ?」 ブレード「悲しみに溺れ、過去に溺れ…… それだけで生きていることを諦めるのか!?」 デッド「あんたに、あんたに何が分かる!? 黙れぇ!! 貴様に何が分かる!? 友も、仲間も、故郷すらなくした俺の気持ちがぁっ!!」 ユミやゾマーたちは、ブレードたちの戦いを傍観している。 アニタたちが駆け寄る。 アニタ「何してんの!?」 ゴリアテ「ブレードを助けに行こうぜ!」 ユミ「待って下さい……」 ブレードを目がけて、容赦のないデッドの攻撃が炸裂する。 デッド「どうしたブレード? 偉そうな口を叩いてそのザマか? そんなに死にたいなら、とどめを刺してやる! 貴様もプラハの土になるがいい!」 ブレード「お前は勝てない!」 デッド「何っ!?」 ユミ「そう、Dさんは負けはしない。あの人が強いのは、技でも力でも何でもない…… 夢を追い、何としても生き延びようとすること。それがDさん最大の武器だから!」 ユミがテックセットしてテッカマンイーベルとなり、素体テッカマンたちの前に立ちふさがる。 ナターシャ「ユミ、何をする気!?」 素体たち「邪魔するな!」「あの人のところへ行くんだ!」 イーベル「同じテッカマンなのに…… 同じ人間なのに、どうしてちゃんとしないんです!? そんな人、私、嫌いです!!」 イーベルがリアクターボルテッカを放つ。 ボルテッカが光の輪となって戦場を包み、素体たちは圧倒されて前進できない。 イーベル「何度倒されようと、決してあきらめず生き続ける…… それがあの人の強さ!」 ゾマー「生き延びる……強さ……」 アキ「そう…… そして生き続ける限り、ブレードにも、人類にも決して敗北はない!」 ブレード「だからこそ、俺は生き続ける! 俺がそう望む限り、俺は負けはしない! ボルテッカァァ──ッッ!!」 ブレードがボルテッカを放つ。 だがデッドも、ボルテッカの構えをとる。 ゴリアテ「ま、まただ!」 アニタ「やられる……」 デッド「うぉ──っ、ボルテッカァァ──ッッ!!」 イーベル「今です、Dさん!」 2つのボルテッカが激突する。 ブレードが、その膨大なエネルギーを身にまとったまま、宙を舞う。 デッド「何っ!?」 ブレード「うおおぉぉ──っっ!!」 ブレードがランサーを振るい、ボルテッカごとデッド目掛けて突撃── デッド「うわああ──っっ!?」 ブレードの渾身の攻撃を喰らい、デッドがテックプラントに叩きつけられる。 動けなくなったデッドに、ブレードがランサーを突きつけ、一気に振り下ろす…… デッドの顔面を覆っていたフェイスガードが真っ二つになる。 ブレード「デッド。お前は今、死んだ」 デッド「えっ……?」 ブレード「プラハで心を忘れ、あがいていた魂は…… 今ここで消えた」 デッド「ブレード……」 ブレード「あとの命は、未来を生きろ」 ゾマー「デッドよ……」 ゾマーがデッドに手を差し伸べ、デッドがその手を握り返す。 ベスナー「もういいわ、ユミ」 イーベル「ナターシャさん……」 イーベルがリアクターボルテッカを解除する。 素体たちが引き揚げてゆく。 ベスナー「ユミ、お疲れ様」 イーベル「良かったぁ……」 アニタ「最悪の事態は避けられたようね」 ゴリアテ「あぁ……」 軍本部。 パブロチワ「撃て」 パブロチワ将軍の合図で、ついに反応弾が発射されてしまう。 アキ「あの子たちの…… そして私たちの未来、壊させはしない! ペガス・テックセッタ──!!」 アキがテッカマンとなり、反応弾を追う。 イーベルたちも精神感応で、それを感知する。 一同「これは!?」「チーフ!」 ゾマー「みんな、チーフを助けるんだ!」 一同「ラーサ!」 イーベルたちよりも先に、デッドが宙へ舞う。 ゾマー「デッド!?」 デッド「任せてよ、俺に!」 デッドが単身、空の彼方へと飛び去っていく。 ゾマー「デッド……」 大気圏外。 地球へ落下していく反応弾に、デッドが対峙する。 デッド「ボルテッカァァ──ッッ!!」 空に巨大な光球が膨れ上がり、そして、消えてゆく。 ゾマー「デッドオォォ──ッッ!!」 何日かが経ったある日。 スペースナイツ本部に警報が鳴り響く。 「緊急事態、緊急事態、ジュピター宙域にラダム機動艦隊ワープアウト。テッカマンチーム、直ちに集合せよ!」 アキ「今回はあなたたちにとって、二度目のラダムとの接触…… 検討を祈ります」 一同「ラーサ!」 通信員「チーフ、何者かがラダムと接触。ラダム艦、次々と消滅していきます!」 ダービット「何だって!?」 アキ「これは!?」 ダービット「ま……まさか!?」 宇宙空間。 ラダムの艦艇が次々に爆発し、沈められてゆく。 攻撃の主は、テッカマンデッド。 デッドをラダムの攻撃が狙う。 そこへ駆けつけたゾマーたちの攻撃が、ラダムを撃破する。 ゾマー「生きていたんだな…… デッド」 デッドが親指を立て、ゾマーも頷いて応える。 ゾマー「行くぞ、みんな!!」 一同「ラーサ!!」 Dボウィとアキが見守る中、若き新生テッカマンたちが一丸となり、ラダムの大群に立ち向かってゆく── (終)
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16代目スレ 2007/02/03 サンクス。これより投下する。 タカヤ「……………ん?」 意識が覚醒する。右腕に人肌の温もり。赤金の髪。 ちょっと待て?人肌? ゆっくりと眼を向ける。生まれたままのイルス先輩。 自分を見る。タンクトップとスポーツパンツ。よし、OK。 しかし次の瞬間脳裏によぎったのは斧槍砲を持った金の髪の悪魔と刀を持った青い髪の鬼。いつもは優しい姉達の変貌。血の気が引いていく。 バン! レモン&ミィ「タカヤ!」「大丈夫で……す…………」 イルス「う………ん………ダーリン………☆」 ブヂッ 悪魔&鬼「そいつ(ビキビキ)」「エグりますの♪(ニッコリ)」 とある森の中 悪魔&鬼「今日こそ(ビギビギベギベギ)」「仕留めますの♪(ニッッッッコリ)」 イルス「あはは~☆殺れるもんなら殺ってみな~☆ダーリンとの愛を邪魔する奴はぶっ殺☆」 タカヤ「先輩も姉さん達もやめてくれよ!」 悪魔「滅殺!ハルバードランチャー!!」 鬼「往生するですの!マブイエグリ!!」 イルス「あはは~☆」 聞いてない。俺は三人に喧嘩なんてしないで欲しい。精神的にも、肉体的にも、経済的にも。 割合は7 2 1くらいに。俺が悪いのか?確かに悪くないわけでは無いだろう。 あぁ、頭の中が赤くなる。視界も真っ赤になっていく。 そしてそのまま、意識を、手放した。 イルス「!?」 レモン「!?」 ミィ「!?」 背筋に寒気を感じて戦闘を中断し、タカヤの方を見る。 いつもと変わらないように見えるが、一つだけ違うところ。 眼だ。眼が、赤い。そして、普段なら自分たちには絶対に向けないような眼。 イルス「………ダーリン?」 レモン「あわわ…………」 ミィ「………ま、まずい…………ですの…………」 イルス「へ?」 タカヤ「………テックセット………」 やはりいつもと違う平坦な声。そこからさらなる変化。 鋭利な音がして彼の背中に羽のような物が生える。全体の形状も鋭角的になっている。 そしてやはり、眼が、赤い。 レモン「タカヤ………完全にキレてる………」 ミィ「に、逃げないと…………」 イルス「ど、どういう事?」 レモン「言葉の通りよ。あの子怒りやストレスを溜め込むタイプだから………」 ミィ「だから、それが爆発するとああなって………周囲を見境なしに………しかも、スタミナ切れるまで止まらないですの……」 イルス「…………なら、あたしが止めるよ」 レモン「無茶よ!?」 ミィ「あなたはタカヤには特別弱い……ですの」 イルス「じゃあ援護してくれないかな☆それにどうやっても先に動き止められるからダーリンとガチンコした事ないし、これを機に確かめてみたいんだ☆ 結婚するならこういうのも止められないと駄目だし☆」 レモン「………仕方ないわね。でも」 ミィ「最後のは絶対に許しませんの」 こんな会話をしている間にも、タカヤは巨大な槍を構えこちらに歩いて来る。 イルス「行くよ!ダーリン!☆」 全力で踏み込み突進する。だが 後ろにいる。全力で踏み込んだ。しかし後ろにいる。前にいたはずなのに。目で捉えることすら出来なかった。 彼が槍を振りかぶるのがわかる。体勢が崩れている。かわせない。 ドサッ イルス「…………え?」 自分の後ろで彼が倒れている。変身(?)も解けている。 レモン「…………た……」 ミィ「…………助かったですの………」 イルス「…………どういう事?」 レモン「あの変身システムは大量に体力を消費するのは知ってるわね?」 イルス「うん(タカヤ膝枕中)」 レモン「(ビキビキ)……………タカヤは今日まだエネルギーを補給していない。つまり食事をしていない。 しかもあの形態は通常のさらに数倍のエネルギーを消費するの。だから変身を維持出来ずに倒れちゃったってわけ」 ミィ「タカヤがラダム獣狩りで変身しない理由もこれですの。普通に食事して変身しても通常形態を三十分程度しか維持出来ないんですの」 イルス「ふ~ん…………まぁ、何にしてもあたしはダーリン一筋さ☆」 レモン「だから…………はぁ、やめましょ。終わったそばから同じ事繰り返してタカヤを怒らせたくないし(タカヤの額に手を乗せる)」 ミィ「…………ですの(マッサージをはじめる)」 イルス「…………普段温厚な人が怒ると半端無く怖いっていうけど本当だね☆ ダーリンがストレスとか感じないように頑張んないと☆」 レモン&ミィ「…………………………(あんただあんた)」 以上。長々とすみませぬ。だが反省はしない。(爆)
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#blognavi WINDOWSXPにブラスター化したことでstage6を見れる様になりました なので早速ずっっっっっと観たかったテッカマンブレードを視聴しました うん・・・1話から主人公が全裸で今後仲間になる人たちを薙ぎ倒して宇宙へ行く・・・ そんなお話でs・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と思ったら大間違い!!!! ものすごい叫びがうるさかった 声優の森川さんと子安さんうるさすぎです>< もうね、すごいね、よくもこんなストーリー思いついたと想うよ まあとにかくよくもまぁこんなもんを1992年に作ろうと思ったもんだねぇ テッカマンなんてガンダムよりも線が多くて超変なバランスなのに 良くあれだけよく動かしたもんだなぁと感心しました 同世代作品のVガンダムや勇者シリーズがなんだか幼稚な作品に思えてくる・・・ 現代の技術で作画だけ変えて声だけそのままって形でリメイク出来ないものか・・・ とにかくテッカマンの敵、侵略者ラダムはエイリアンやプレデターよりも恐ろしい これだけは確実に言える カテゴリ [Dボゥイ] - trackback- 2008年01月20日 18 23 26 名前 コメント #blognavi
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* テッカマンエビルのクリスタル エビル(相羽シンヤ)がテックセットするのに使うクリスタル 間桐慎二に支給 テッカマンブレードのクリスタル Dボゥイがテックセットするのに使うクリスタル ジェット・ブラックに支給 テッカマンアックスのテックランサー 文字通りテッカマンアックスが使っていたテックランサー。ハルバードのような形状をしている Dボゥイに支給 ソルテッカマン一号機 テッカマンブレードのデータを元に軍が作り上げたパワードスーツ。 当然、性能はテッカマンに大きく劣る。一号機本来の所有者はバルザック・アシモフ。 武装はフェルミオン砲とレーザーライフルのみ。 東方不敗に支給 ソルテッカマン二号機 テッカマンブレードのデータを元に軍が作り上げたパワードスーツ。 性能は一号機と変わりない。緑を基調とした一号機に対し,二号機は青を基調としている。 二号機本来の所有者はノアル・ベルース。 ラッド・ルッソに支給 以下、ネタバレを含みます +開示する ブルーアース号 大気圏内外活動可能、垂直離着陸可能なスペーツナイツの宇宙船。 番組当初は非武装だったが、中盤でレーザー・カノン、終盤でフェルミオン砲をそれぞれ追加された。 格納庫にあるのはレーザー・カノンを追加されたタイプ。 また、燃料は二時間程に抑えられています。 E-6/デパート地下に隠されていた。